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逸失利益計算の具体例
逸失利益計算の具体例
以下では、後遺障害逸失利益の計算方法を具体例にあてはめて解説します。
1 後遺障害逸失利益の計算例
例①:症状固定の時点で30歳、事故前の年収400万円の男性会社員が5級の後遺障害を負った場合。
400万円[基礎収入]×0.79[労働能力喪失率]×16.7113[ライプニッツ係数]
= 5280万7708円
例②:症状固定の時点で13歳の男子(学生)が、4級の後遺障害を負った場合。
現実の収入がないため、賃金センサスによって基礎収入を計算します(平成20年の賃金センサスによって計算しています。)。
550万3900円[賃金センサス]×0.92[労働能力喪失率]×(18.5651-4.3295)[67歳までのライプニッツ係数-18歳に達するまでのライプニッツ係数]
= 7208万3213.3328円
≒ 7208万3213円
2 死亡逸失利益の計算例
例①:専業主婦と同居する30歳男性会社員が死亡した場合(年収400万円)。
一家の支柱であり、扶養者が1人であるため、生活費控除率は0.4となります。
400万円[基礎収入]×(1-0.4)[生活費控除]×16.7113[ライプニッツ係数]
= 4010万7120円
例②:13歳の男子(学生)が、死亡した場合。
現実の収入がないため、賃金センサスによって基礎収入を計算します(平成20年の賃金センサスによって計算しています。)。
また、男性単身者であるため、生活費控除率は0.5となります。
550万3900円[賃金センサス]×(1-0.5)[生活費控除]×(18.5651-4.3295)[67歳までのライプニッツ係数-18歳に達するまでのライプニッツ係数]
= 3917万5659.42
≒ 3917万5659円